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CREATORS NEWS Vol.103

2007/10/02

 9月下旬にも関わらず日中の気温が30℃を超えたこの日、東京ドームは2720名の観客を迎えて熱気に包まれていた。この試合は、東京ガスのお客さまが1000万件を超えた記念試合として、先着1000人の方へキーホルダーのプレゼントをした。

 

第1Q、クリエイターズのキックで試合開始。ゼロックス最初の攻撃で、#36に45ydを走られ、大きく陣地を奪われた。しかし、クリエイターズ#92DL佐々木の連続タックルなどでTDまでは至らせない。しかし最後はゼロックスのFGが決まり、残念ながら先制点を許し、【0-3】。そしてクリエイターズ1回目のオフェンス。両チームが互いに反則を繰り返し、なかなかリズムを掴めず、敵陣地32ydファーストダウン更新まであと2ydで4thダウンギャンブルを試みるものの、わずか1yd足りずに攻守交代となった。しかし、続くゼロックスオフェンス1プレイ目では、クリエイターズ#23DB亀田が鹿島戦に引き続きインターセプト!攻守交代となり、流れがクリエイターズに来たように思われた。ところがクリエイターズオフェンスは、#14QB室田、#15RB吉川のランでじりじりと攻めるが、またもや攻めきれずにパントに終わる。逆に流れをもっていかれたのか、ディフェンスがゼロックスのランプレイを止められなくなる。ゼロックス#36に再び57ydのロングゲインを許すと、その次のプレイでタッチダウンを奪われ、【0-9】と点差を広げられた。第2Qに入っても、ゼロックスは次々とファーストダウンを更新。FGでさらに追加点を奪われ【0-12】となる。クリエイターズは、前半残り2分を切ったところで、#14QB室田から#87WR山本、#80WR千葉へのパスが続けて決まり、この試合初めての得点チャンスが訪れた。しかし、ゴールラインまでは攻めきれずにフィールドゴールを選択。ボールオン敵陣地34ydからのロングキック(ゴールポストまでは50yd)は残念ながら不成功となり、【0-12】で前半を終了した。

 

ハーフタイムには、キッズチアのかわいらしい演技で、激しい試合の合間に和やかなひと時が流れた。

 

第3Q、両チーム共になかなかオフェンスが続かない。そんな流れを変えるべく、クリエイターズは4thダウンで、パントのスペシャルプレイを繰り出し、#47LB田島が23ydのランに成功してファーストダウンを獲得。このチャンスにクリエイターズは、#18QB来住野が、#20RB後田、#87WR山本、#15RB吉川らに次々とパスを投げ込み、約5分間を要して敵陣地31ydまで侵入するも、またもや攻めきれずに4thダウンギャンブルを失敗。徐々にチームの雰囲気も沈んでくる。そんな隙を突かれ、ゼロックス#36にまたもやディフェンスが38ydを走りきられてタッチダウンを許し、【0-19】と突き放された。第4Qに入って、19点差を追いかけるクリエイターズは、時間を消費しないようにパス主体のオフェンスに切り替える。しかしパスはつながらず、依然ゼロックスディフェンスを攻めあぐねていた。サイドラインを見渡すと、やや勝利をあきらめかけたかのようにうつむく選手達が増えてきた。「このまま得点できずに負けるのか・・・?」ふとそんな思いが脳裏をよぎり始めたその時、「気持ちを1つにしろ!!」と副将#6WR金原から檄が飛んだ。この激でオフェンスの士気は高まり、徐々にリズムが良くなってきた。相手はXリーグ昇格1年目のチーム。5年間Xリーグで生き残ってきたクリエイターズは、意地と経験の差を見せたい。すると、#14QB室田から#17WR清井、#87WR山本へと次々にパスが決まり、ついに敵陣地エンドゾーン目前に。最後は#14QB室田から#17WR清井への20ydのパスが決まり、ついに今シーズン初タッチダウンを奪い、【6-19】。ポイント・アフター・タッチダウンでは、#14QB室田から#89TE吉田へのパスが決まり、【8-19】。そして、この1点が後にとても重い1点となった。

 

ディフェンスもオフェンスの良いリズムを引き継ぎ、ゼロックスにロングゲインを許さない。ここにきてクリエイターズが流れを一気に奪い返した。残り6分、今度は#14QB室田がディフェンスを次々とかわし、40ydを走り切ってタッチダウン。【14-19】とした。クリエイターズサイドは一気に盛り上がる。あと5点!絶対勝つ!!選手、スタッフ、チア、観客の思いが1つとなった。試合時間残り3分。もうクリエイターズの勢いは止まらなかった。#14QB室田から#82WR中村への39ydパスが成功し、確実にゼロックス陣地エンドゾーンへと近付いていく。そして残り時間51秒。ゴール前1ydでファーストダウンを獲得。東京ドーム全体に緊迫した空気が走る。#14QB室田から、ボールは#15RB吉川へとハンドオフされ、ついに逆転のタッチダウンに成功!【20-19】となった。最後はディフェンスがハーフライン付近まで戻されながらも、きっちりゼロックスオフェンスを封じ込めて試合終了。第4Q開始時点で19点ものビハインドからの、奇跡の大逆転劇が幕を閉じた。クリエイターズの仲間たちの目には自然と涙があふれた。本当に大変な試合だった。

 

最後まで勝利を信じて、3時間もの長時間にわたって応援してくださった観客の皆さま、本当にありがとうございました。そして夜遅くまで応援してくれたキッズチアのみんなもありがとう!ある選手は「キッズチアの娘に『ありがとう』と言われて涙が出た」と言っていました。たくさんの観客の皆さまに支えられて、クリエイターズは勝利を得ることができたのだと思います。本当にたくさんのご声援ありがとうございました。

 

最後にちょっと余談・・・。公式数字には残らないものの、毎試合クリエイターズRBの誰にも負けないくらい獲得ヤードが多いと思われる仲間がチーム内にいる。それはチームを影で支え続けてくれているトレーナーたちである。フィールドで選手が倒れたその瞬間、数名のトレーナーが即座に駆けつける。時には反対側のサイドラインまで担架を片手に猛ダッシュ。そんなトレーナーたちにリーディング・ラッシャーを奪われることのないように、オフェンスはもっと得点を取りまくり、そして全てのプレーヤーは怪我をしないように日々しっかりとトレーニングとコンディショニングに励んで、トレーナーの出場機会を減らして欲しいものである。観客の皆さま、是非トレーナーたちの活躍にも熱い応援をお願いします!

 

【writer:Meg】

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